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放送 第1期:2011年秋
第2期:2012年春
話数 全25話
第1期:13話(#1〜#13)
第2期:12話(#14〜#25)
制作会社 ufotable
声優 衛宮切嗣:小山力也/セイバー:川澄綾子/アイリスフィール:大原さやか/遠坂時臣:速水奨/アーチャー:関智一/言峰綺礼:中田譲治/アサシン:阿部彬名/ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:山崎たくみ/ランサー:緑川光/ウェイバー・ベルベット:浪川大輔/ライダー:大塚明夫/雨生龍之介:石田彰/キャスター:鶴岡聡/間桐雁夜:新垣樽助/バーサーカー:置鮎龍太郎
公式サイト Fate/Zero|ufotable
Wikipedia Fate/Zero

この最近大きく注目されている「ufotable」が手掛けた、テレビアニメシリーズです。
2011年にテレビ放映され、今に続くFate旋風を巻き起こしたといっても過言ではないでしょう。
始まりに至る、第四次聖杯戦争を描いた「Fate/zero」を紹介します。

「聖杯戦争」。
あらゆる願いを叶えるという「聖杯」を求め、奪い合う戦い。
選ばれた7人の人間は「マスター」と呼ばれ、過去の英雄である「サーヴァント」を召喚し、競わせ、殺し合います。

自らの願いを叶える為、聖杯戦争へ向けて準備を進めるマスターたち。

魔術師「ウェイバー・ベルベット」は、魔術師を育てる「時計塔」の学院で、低く見られることが許せませんでした。
家柄が優れていないから誰も話を聞いてくれない、学院のみんなを見返してやる。

そう決意したウェイバーは聖杯戦争への参加を狙い、恩師である「ケイネス・エルメロイ・アーチボルト」がサーヴァントの召喚に使う、聖遺物と呼ばれるモノを盗み出しました。

そしてウェイバーは単身、戦争の舞台となる日本の「冬木市」へ向かうのでした。

同じ頃、魔術師殺しと呼ばれる「衛宮切嗣」は冬の城で、妻の「アイリスフィール・フォン・アインツベルン」と二人、他のマスターの情報を確認していました。
その中で特に気を付ける相手として、切嗣は「言峰綺礼」を注視します。

綺礼もまた、情報を整理し切嗣をただならない標的と定めます。
二人は互いが互いを強敵と認識し、避けられない戦いの「運命」を感じました。

やがて、マスターたちは来たる日に。
サーヴァント召還儀式を執り行い、戦いの幕は切って落とされたのです。

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アニメ|Fate/Zeroの動画まとめ

第1話『英霊召喚』

1話公式あらすじ
奇跡をかなえる「聖杯」の力を追い求め、7人の魔術師が7人の英霊を召喚し、最後の1人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇。その「聖杯戦争」の開幕を前にして、各地で参加者たちの選別が始まっていた…。

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1話ネタバレはコチラをクリック
冬木には、次々と有力な魔術師達が集まっていた。彼らの目的は、聖杯戦争に参加し、手にした者のあらゆる願いを叶えるという『聖杯』を手に入れること。そして、聖杯戦争を勝ち抜くべく、マスターと呼ばれる7人の魔術師達は、それぞれ使い魔であるサーヴァントを召喚する。

1話感想はコチラをクリック
キャラクター紹介を兼ねている部分もあるため、マスター達がどのような経緯で聖杯戦争に参加することになったのか、という点が掘り下げられています。個人的には雁夜が飛びぬけて不憫で可哀そうでなりません・・。そして、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』や『Fate/Grand order』シリーズを見たことがある人には分かる、ロード・エルメロイⅡ世の始まりの時が描かれているのも今作。こんなに可愛らしいまだまだ子供なウェイバーが、今後あんな成長を遂げるなんて・・。どこか親目線で見てしまいますね。サーヴァントの召喚シーンも必見。時間の都合上、全サーヴァントの召喚シーンが描かれていないのは残念。ディルムッドの召喚、ソラウがディルムッドに惚れてしまうところまでセットで見たかった・・。一応、Fate/Stay nightのスピンオフ作品という立ち位置ではありますが、本シリーズから見始めても全く問題はないと思います。

第2話『偽りの戦端』

2話公式あらすじ
アインツベルンの森の中で、切嗣と娘のイリヤスフィールが戯れている。その微笑ましい様子を城から見つめていたセイバーは、召喚された時から一度も口を利こうとしない切嗣の人柄を理解できずにいた…。

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2話ネタバレはコチラをクリック
聖杯戦争の幕が切って落とされた。しかし、使い魔と言っても、召喚されたのは曲者ぞろいの英雄ばかり。そんなサーヴァントとマスターは、聖杯戦争を勝ち抜くという共通目的のため共闘しなければいけない。そして、その分かち合いが難航するコンビもいた。そんな中、聖杯戦争最初の闘いが始まる。

2話感想はコチラをクリック
今回は、キャスター、セイバー、ライダーチームがメイン。特にキャスターチームは1期における超重要コンビとなるため要必見です。それにしても、CV.石田彰は本当にはまり役。雨竜の狂気が絶妙に表現されています。Fate/Zeroは、全体的に声優陣が豪華。中田譲治に緑川光に小山力也に・・。声優目当てに見始めた人も多いのではないでしょうか。そして、記念すべき一戦目が執り行われましたね。それにしてもアーチャーが強すぎる。溢れ出るチート感に、今後主要キャラになるんだろうなあ、というのが分かっちゃいますね。本シリーズのアーチャーはこれほどまでにカッコいいのに、Stay nightではどうしてああなった・・。各サーヴァントの正体が一体どんな英雄なのか、予測しながら見るのも楽しいです。

第3話『冬木の地』

3話公式あらすじ
遠坂邸に侵入したアサシンはアーチャーの猛攻により絶命し、このことが使い魔を通じて各魔術師たちにも知れ渡る。また、英霊を失ったアサシンの魔術師・言峰綺礼は、戦いから離脱するため聖堂教会を訪れた…。

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3話ネタバレはコチラをクリック
アーチャーとの闘いに敗れ、サーヴァントを失ったマスター、言峰綺礼。言峰は、保護を求め聖杯戦争の監督役の元を訪れた。しかし、そこには何故か、消滅した筈のアサシンがいて・・?さらに、ライダー、セイバー、ランサーも対峙し、更なる闘いが幕を開けようとしていた。

3話感想はコチラをクリック
あれ、アサシンは負けたはずでは?と衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。他のマスター達に敗北した場面を見せたがっている辺り、なにか企んでいる臭いがぷんぷんしますね・・。そして、監督役と苗字が同じであることも気になります。そして、ライダーチームがなんとも微笑ましい。一流の魔術師と認めて欲しいウェイバーに対し、そんな彼を軽く流しながら気の向くままに行動するライダー。あくまでも子供として見られているウェイバーがどのように成長をするのか、目が離せません。また、一部のファンからはウェイバーは本シリーズにおけるヒロインとも言われています。確かに、外見も可愛らしいうえに感情表現も豊か、サービスシーンも多いので、制作陣も狙っているところがありますよね。

第4話『魔槍の刃』

0話公式あらすじ
セイバーは倉庫街でランサーと対峙し、両者の緊張が高まるなか、闘いが始まる。英霊同士の戦いを初めて見たアイリスフィールは、その壮絶さに圧倒される。切嗣と舞弥は戦闘を見張りつつ敵マスターの動きを探るが…。

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4話ネタバレはコチラをクリック
対峙するセイバーとランサー。両者の力はまさに互角。サーヴァントによる圧倒的な力のぶつかり合いに、アイリスフィールは動揺を隠せない。そんな闘いを、切嗣と彼の相棒、舞弥は離れたところから観察していた。さらに、その闘いにライダーが乱入して・・?

4話感想はコチラをクリック
第二戦が始まりました。対戦カードはセイバーVSランサー。どちらも忠義に厚い騎士タイプなので、まさに同類同士の戦い。出会いが聖杯戦争でなければ、仲良くなれていたのでは?実際、双方戦っていてどこか楽しそうです。そして、実はマスターも似たタイプなのではないでしょうか。表舞台はアイリスフィールに任せ、自分は裏で暗躍する衛宮切嗣。そして、ランサーのマスターに至ってはまだ一度も姿すら見せていません。どちらも慎重かつ手段を選ばないタイプのマスターなのでしょうか。そして、最後にまさかのライダーの乱入。本来は隠すべき真明も思いっきり晒しちゃってますし。ウェイバーの苦労が手に取るように分かります。ですが、この豪快な性格に思わず惹かれます。

第5話『凶獣咆吼』

5話公式あらすじ
対峙するセイバーとランサーの前に姿を現すライダー。突然現れた介入者により決闘を邪魔されたセイバーは憤りを覚えていた。そんなことはつゆ知らず、ライダーは闇に紛れて戦いを監視する者たちへ呼びかける…。

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5話ネタバレはコチラをクリック
ライダーが乱入したセイバーVSランサー戦。しかし、その場に居居合わせサーヴァントは彼だけではなかった。アーチャー、バーサーカーも加わり、戦場はまさに混沌と化す。キャスター陣営はそんな闘いを遠くから監視しており・・?

5話感想はコチラをクリック
乱入に乱入が重なり、まさにカオスとなりましたね。狂化が付与されているとはいえ、バーサーカーがあまりに無双。そして、それに振り回される雁夜は相変わらず不憫です・・。この混戦状態、いったいどの様にして決着がつくのでしょうか。やっとランサーのマスターも登場!なんともプライドの高そうな性格。きっとエリートなんだろうな、感が伝わってきますね。山崎たくみさんのねっとりとした声が、ドはまりしてます。そして、これまであまり出番のなかったキャスター陣営が久々に登場。キャスターが熱狂的すぎる視線を送っているセイバー。果たして、二人はどのような関係性なのでしょうか。それにしても、キャスターのあまりの熱狂ぶりに、流石の雨竜も少し冷めた目をしていますね(笑)

第6話『謀略の夜』

6話公式あらすじ
冬木市山中、月明かりが照らす道路を1台の車が行く。意気揚々と運転するのはアイリスフィールで、その運転にセイバーが少々引きつっていた。そんなドライブ中の2人の前に、突如として怪しい人影が現れる…。

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車を走らせていたセイバー陣営の前に、突如キャスターが現れる。セイバーを聖少女と呼ぶキャスターに対して、人違いであることを告げるセイバーだったが、彼は聞く耳を持たない。一方で、各マスター達がそれぞれの秘術を用い、聖杯戦争の裏で暗躍を始めていた。

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今回の見どころは、なんといってもマスター達の闘い。主に戦闘はサーヴァントが行うとは言え、窮地に陥った際に生き残る力など、マスター達にも戦闘能力は必須。そして、参加しているマスターの殆どが一流魔術師であるため、それぞれの秘術にも期待です。また、それぞれ得意戦法がある様子。特に、魔術師嫌いの魔術師である切嗣が、どのようなえげつない手段を使ってくるのか、怖いながらも期待してしまいます。それにしても、キャスターは中々癖のあるキャラクターですね。思い込みが激しい人には、何を言っても無駄なんだな・・と思わず思ってしまいます。勘違いされたばっかりに、これほどまでに執着されてしまうセイバーには思わず同情してしまいます。

第7話『魔境の森』

7話公式あらすじ
聖杯戦争は重大な危機に見舞われていた。璃正は冬木教会に集まった使い魔たちを前にして、連続誘拐および殺人事件の下手人である雨生龍之介とそのサーヴァントであるキャスターを討ち取ろうと動く…。

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キャスターのマスターは、昨今世間を騒がせている、連続殺人犯だった。監督役の言峰璃正は、一時聖杯戦争を中断し、協働してキャスター陣営を討つように全マスターに命じるのだった。一方で、ケイネスと衛宮切嗣のマスター同士の一騎打ちも幕を開ける。

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物語が一つ大きく動き出した感がありますね。これまでは個々人の闘いだったのが、一気に1vs6の闘いに。普通に考えればキャスター陣営の圧倒的不利ですが、果たしてどのように物語を盛り上げていくのでしょうか。そもそも、参加しているのは曲者ばかりの魔術師ばかり。そんな彼らが素直に協力し合うとは到底思えないですよね。実際に、勝手にケイネスと切嗣は戦闘を開始しちゃってますし・・。それにしても共闘を命じられたばかりだというのに、あまりに聞く耳持たなすぎですよ二人とも。今のところ、怪我を負い圧倒的不利な切嗣。しかし、彼は魔術師殺しの異名を持つ魔術師。このまま素直にやられるわけがありません。果たして、どのようにして挽回するのか期待しちゃいます。

第8話『魔術師殺し』

8話公式あらすじ
アインツベルン城の各所で攻防が繰り広げられ、魔力を込めた水銀を操るケイネスに対し、切嗣は銃火器で応戦する。ランサーと共闘するセイバーは、キャスターと彼に召喚された怪魔を全滅させるべく立ち向かう…。

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ケイネスと切嗣の闘いも、佳境を迎えていた。水銀を駆使するケイネスに対して、切嗣は「切断」と「結合」の二重属性を用い迎え撃つ。一方で、舞弥とアイリスフィールの前には、言峰綺礼が立ち塞がっていた。

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うーん、この外道!思わずそう言わずにはいられない、恐るべき切嗣の最終兵器。魔術師から魔術を奪い取ってしまうなんて、魔術師殺しの異名がつくのも納得ですね。あんなに余裕綽々だったエリートが、見るも無残な姿に・・。今回はランサーが助けに入りましたが、今後ケイネスは復帰できるんですかね。もう一人、特筆すべきは言峰綺礼。この人、普通にサーヴァントなしで聖杯戦争勝ち抜けるレベルで強いですよ。使い魔であるアサシンより戦闘シーンが多いという不思議な現象が起きています。それにしてもこの作品、目が死んでいる登場人物があまりに多いですね・・。みんな何かが欠落しているというか。だからこそ、他者を殺してでも聖杯に叶えて欲しい願いがあるんでしょうか。

第9話『主と従者』

9話公式あらすじ
切嗣たちの拠点で行われた攻防が収束を迎えた。ランサーに救助されたケイネスは、目覚めると寝台に寝かされていたことに気づく。彼は許嫁のソラウから、自分の置かれた絶望的状況と、ある提案を聞かされる…。

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もう二度と、魔術の行使はできない。それがケイネスに告げられた絶望的な宣告だった。彼に唯一残された希望は、万能の願望器である聖杯だけ。しかし、切嗣はそんなケイネスを執拗に狙っており・・?

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ランサー陣営は、なんだか昼ドラ的な匂いがしてきましたね。夫のために聖杯を勝ち取ると言っているソラウではありますが、眼は完全にディルムッドに恋する乙女。ディルムッドには、女性を虜にする魔法の黒子があるとは言え、もしソラウがディルムッドに惚れなければ、この陣営は全く違う形を迎えていたのではないでしょうか。魔術も許嫁の心も、元々用意していた聖遺物も全て奪われてしまったケイネス先生があまりにも報われない・・。そんな中、一部の陣営を除きサーヴァント達の協力によって、少しずつキャスター達が追い詰められつつありますね。ですが、一方でウェイバーが魔術師として三流と言うことも遠坂達に露見してしまいました。腹に一物を抱えた同士、探り合いの情報戦もどうなるかが見物です。

第10話『凛の冒険』

10話公式あらすじ
冬木市で起きた連続殺人事件の犯人はいまだ見つからず、毎日のように子供がさらわれ続けていた。そんななか、時臣の娘・凛は、連絡が取れなくなった友人・コトネを捜すため1人で夜の街へ出ていくが…。

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遠坂時臣の娘、凛は正義感の強い性格をしていた。突如いなくなった友人、コトネを探していた凛は、夜の街で不審な人物を見かける。そして、その人物こそが次々と子供を攫っては殺害する、キャスター陣営だった。

10話感想はコチラをクリック
今回の主人公は、遠坂凛。遠坂凛と言えば、Fate/Stay nightのヒロインとして知られているキャラクターです。Stay nightでも気の強い女性でしたが、幼い頃からその気質が見て取れますね。ですが、やはり子供らしいところもあって何とも可愛らしい。これは、多くのファンが心を奪われたのではないでしょうか。そして、やはり流石遠坂時臣の娘。既に魔術を行使し、殺人鬼を前にしても臆することなく、見事仲間を救いだして見せます。やはり、幼い頃から魔術の素養があり、且つ正義感の強い性格だったようですね。一方で、時臣を敵視する間桐雁夜が凛達に近付きました。雁夜として純度100%の気持ちで、凛達を幸せにしようとしているようですが、お母さんは引き気味ですね。雁夜さんの一方通行な想いが切ない・・。

第11話『聖杯問答』

11話公式あらすじ
切嗣の留守中に、彼らの拠点にライダーが乗り込んできた。正面から堂々とやってきたライダーを警戒するセイバー。しかしライダーは「王と呼ばれる者同士、一献交えよう」と言い、その場にアーチャーも現れる…。

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11話ネタバレはコチラをクリック
この聖杯戦争には、3人の王がいた。騎士王アーサー・ペンドラゴン、征服王イスカンダル、黄金の王ギルガメッシュ。そんな彼らは、共に酒を酌み交わす。己の王道を語る時、セイバーは自らの過去を振り返る。

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セイバーの葛藤と、イスカンダルの王としてのカリスマが対照的に描かれている回でしたね。セイバーは、自らの過去を悔い、聖杯の力を持ってその過去を変えようとしている。しかし、ライダーは全てを許容した上で、何の悔いもないとハッキリ言って見せました。ライダーのあまりに達観した様子は、セイバーにとっては自分の未熟さを突き付けてくる脅威に見えたに違いありません。例え、王であっても悩むことはあるでしょう。本シリーズは、そういった人間の心模様を巧みに描き切っているシリーズであると思います。今回の聖杯戦争を通して、果たしてセイバーは、自らの人生を異なった視点から見られるようになるのでしょうか。長年苦しんできた王に、心の安らぎが訪れるといいですね。

第12話『聖杯の招き』

12話公式あらすじ
冬木市のホテルにひとり潜んで各陣営の動向を追い続けていた切嗣は、自分を追っていると思しき綺礼の動機がわからず、いら立ちを募らせる。一方、アイリとセイバーは、拠点を市内の屋敷に移していた…。

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切嗣の前に新たに表れた敵、それは言峰綺礼だった。お互い、何か大切なものが欠損している似た者同士。自身に異様な興味を示す綺礼に対し、切嗣は苛立ちを募らせていた。一方で、セイバーはアイリスフィールの生命力が少しずつ削られていることを知らされる。

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同族嫌悪という言葉は、まさにこの二人のためにあるのでは、と思ってしまう切嗣と綺礼。ですが、いくら興味を持たれたと言っても綺礼のような人間に付きまとわれたらたまったもんじゃありませんね・・。そんな綺礼を面白がっておちょくる英雄王。彼がまだ無垢だった綺礼に愉悦を教え込んだから、Stay nightでの愉悦神父が完成してしまったのでしょう。なんとも罪深い。ですが、綺礼にとっては自由に生きるキッカケを貰ったようなものだったので、良かったと言えば良かったのかもしれませんが。アイリスフィールの健気さにも泣けてきます。夫があんな人にも関わらず、そんな彼を信じ続け、自身を犠牲にするその姿。アイリスフィールに幸せがあらんことを願わずにはいられません。

第13話『禁断の狂宴』

13話公式あらすじ
ライダーを連れて町に出たウェイバー。書店に入ると彼はライダーの一生が書かれた伝記を手に取り、ライダーが東の果てを目指した理由を知る。一方、キャスターと龍之介は、破壊され尽くした工房に戻っていた…。

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街に出たライダー陣営。ウェイバーが手に取ったのは、イスカンダルの伝記。その伝記を通し、ウェイバーはイスカンダルが東の果てを求めた理由を知る。一方で、キャスター陣営は工房が破壊されていることを知る。しかし、新たな啓示を受けたというキャスターはとある魔術を行使する。

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ここで終わり!?と叫んだ人は多いことでしょう。キャスターが恐ろしい魔術を行使し、まさにこれから新たな戦いが始まるぞ、といったところでの1期終了。2期が決定しているとは言え、おあずけを食らった感が強いです。ですが、Fateシリーズの魅力の一つである圧倒的なクオリティ。このクオリティを保つためには、一定の休息時間と準備期間が必要なのです。2期も変わらないハイクオリティを楽しむために、ここは続きを見たいという気持ちをぐっとこらえ、制作陣に感謝の気持ちを伝えたいところ。それにしても、キャスターの最後の魔術は一体何なんでしょう。サーヴァント達の宝具も沢山見られることを期待します。

第14話『未遠川血戦』

14話公式あらすじ
巨大な海魔をキャスターが召喚。新たな魔力源を得る前に排除しなければ、聖杯戦争の破綻どころか世界が危機に瀕してしまう。ライダーの呼びかけにより、セイバー、ランサーら3人の英霊たちが共闘することになった…。

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キャスターが召喚した巨大な海魔は、圧倒的な力を誇っていた。その力は、冬木だけでなく、世界全体を危険に陥れてしまうほど。ライダーの呼びかけに答え、セイバー、ランサーはライダーと共にキャスターに立ち向かう。しかし、不死の性質を持つその海魔に、彼らは苦戦を強いられる。

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Fate/Zeroが帰ってきました!クオリティの高さは前作同様、いえ、前作以上かもしれません。これぞ、約4か月待った甲斐があるというものです。Fate/Zeroも今クールをもって完結。最後の最後まで、制作陣の熱量に負けずに応援していきます!そして、雨竜の最後にも注目です。傍から見れば志半ばの非業の死ですが、雨竜本人は納得して満足していた様子。ここまで、聖杯戦争の参加者はろくな目に合わないことが多かったので、こうして充実した最後を迎えられた彼は、ある意味で幸運だったのかもしれませんね。ですが、マスターである雨竜が退場しても尚、脅威の海魔は健在。むしろ、雨竜の意思を継ぐ、とさらにキャスターがやる気になってしまいました。この圧倒的な再生能力を持つ敵を、倒す手段はあるのでしょうか。

第15話『黄金の輝き』

15話公式あらすじ
キャスターが召喚した悪しき海魔と英霊たちが戦うその裏で、命を懸ける男がもう1人いた。その男、間桐雁夜は、遠坂葵や間桐桜の悲しみを生み出す原因になった「魔術」そのものに対する憎悪を遠坂時臣にぶつける…。

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脅威の再生能力を持ち、無敵とさえ思われるキャスターの海魔。しかし、そんな海魔に対する対抗策を、切嗣が遠方から指摘する。セイバー、ランサー、ライダーの3騎が協力し、キャスターを追い詰める。さらに、そこにアーチャーも加わり・・・?VSキャスター編、ここに堂々完結。

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いよいよ、対キャスター戦も決着!アーチャーも加わり、闘いはさらに過激さを増します。物語はすっかりキャスターvsセイバー達となっていますが、忘れてはいけないもう一つの闘いがあります。それこそが、間桐雁夜の闘い。普段は心穏やかな彼が、遠坂時臣のことになると我を忘れてしまう。雁夜曰く、葵さんも桜ちゃんも、時臣さえいなければ幸せになっていたはず。ですが、葵さんは時臣を心より愛していますし、さらに魔術師としての腕も、雁夜は時臣に遠く及ばない。蟲に食われ、バーサーカーに振り回され、好きな人への想いも届かず、ライバルの足元にも及ばない。雁夜は、ケイネスと並ぶ本シリーズ最大の不幸キャラクターと言えるかもしれません。さらには、綺礼も彼に何かをしかけている様子。雁夜は、最後の最後には幸福を迎えることはできるのでしょうか。

第16話『栄誉の果て』

16話公式あらすじ
キャスター討伐の褒賞として令呪を得ることに成功したケイネス。これにより、再び聖杯戦争への復帰がかなうと思われたのも束の間、何者かによってソラウを人質に取られたことを知ってランサーを激しく罵倒する…。

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これまで何度も対峙ししてきた、衛宮切嗣とケイネス・エルメロイ・アーチボルト。そんな両者の闘いも、いよいよ最終場面を迎えようとしていた。キャスター討伐の報酬として、令呪を手に入れたケイネス。これによって、再び聖杯戦争への希望が見えてきた。そんな中、ソラウが何者かによって誘拐されてしまう。

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この外道!そう罵らずにはいられないほど、非道な手段でケイネス達を追い詰めていく切嗣。容赦がなさ過ぎて、むしろ感嘆に値するほどです。この抜け目のなさこそが、彼が魔術師殺しと呼ばれる所以なのでしょう。ドロドロとした聖杯戦争の中でも、これまで騎士道精神を大切にし続けていたディルムッド。そんな彼の最後があの姿とは、なんとも居たたまれなくなります。もし、いつか違う聖杯戦争で彼が召喚されることがあれば、そういった精神を大切にしてくれるマスターと出会えるといいですね。全陣営の中でも、最も昼ドラ的展開を見せてくれたランサー陣営。ですが、その制作裏では意外にもキャピキャピしている制作陣の姿が、ラジオなどで楽しむことができます。本筋とのギャップを楽しむのもいいかもしれません。

第17話『第八の契約』

17話公式あらすじ
脱落者が増え、大きな進展を見せる聖杯戦争。頂点を極める緊張感は、残る者たちに胸中を見直させる。家族への遺言を残す者、秘密裏に接触を謀る者がいるなか、セイバーたちは意外な人物からの申し出を受ける…。

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17話ネタバレはコチラをクリック
聖杯戦争は徐々に過激度を増していく。元々、参加者の命の保証など一切ない聖杯戦争。未だに勝ち残っている者達も、家族に遺言を残すなど、改めて自身の一生を振り返っていた。しかし、そんな感傷など無縁とばかりに、秘密裏に暗躍する男がいた。

17話感想はコチラをクリック
言峰-!!いつかやるだろうとは思っていましたが、とうとう。物語初期では全く感情を動かさない、まるできかいのようだった彼がこんなにも素敵(?)な笑顔を浮かべるようになるなんて。何が彼にとって転機となったのでしょうか。自分と同じ欠損した人間である衛宮切嗣との出会いか、はたまた彼に愉悦を教え込んだギルガメッシュとの出会いか。どちらにせよ、ギリギリの淵で踏みとどまっていた言峰も、これで完全に堕ちてしまいましたね。心配なのは、残された遠坂一家。葵さんは時臣にやや依存している様子も見られ、ただでさえ気弱な様子。最愛の夫が亡くなったと知ったらどうなってしまうのか。凛ちゃんも、気丈な様子を見せる芯の強い子とはいえ、まだ幼いです。聖杯戦争は、幸せな家族を壊してしまいました・・。

第18話『遠い記憶』

18話公式あらすじ
小さな南の島に暮らす少年・ケリィ。家にこもって不思議な研究をしている父の助手であり、大好きな女の子・シャーレイは「ケリィはどんな大人になりたいの」と尋ねた。これはケリィこと衛宮切嗣の原点の物語である…。

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18話ネタバレはコチラをクリック
物語の主人公の一人である、衛宮切嗣。冷酷非道、勝利のためならば手段を選ばない魔術師殺しの魔術師。今となってはそう呼ばれている彼であるが、幼い頃の彼は、正義の味方を目指す心優しい少年だった。その少年が何故、今の衛宮切嗣となったのか。

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今回は、衛宮切嗣が、今の衛宮切嗣になるまでの物語が描かれていました。当然ながら、切嗣にも幼少期があったのですね。元々特殊な環境で生まれ育っていた彼ですが、それでも幼い頃は、他の子供達と変わらずに無邪気な笑顔も見せています。好きな女の子もいて、友人と楽しく日々を過ごす。切嗣も、本当にどこにでもいる、普通の子供だったのです。しかし、あんな経験が幼い少年の心に大きな傷跡を残すことは当然のこと。そこから、彼の正義に対する考え方、魔術師に対する考え方が変わっていったのでしょう。こうして、切嗣は今の性格になっていったのですね。これまで、まるで機械のように淡々と動く彼に、ようやっと人間らしさを感じたような気がします。

第19話『正義の在処』

19話公式あらすじ
切嗣が選んだ「正義」は、まるで天秤のように代わりに大切なものを奪い去った。島を出てナタリアのもとで「狩人」として生きていこうと決めた切嗣は、さまざまな戦いの渦中に身を投じることになる…。

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故郷を失い、ナタリアのもとで狩人として生きていく決意をした切嗣。より多くを助けるため、少数を見捨てるという正義をとるようになった彼は、少しずつ大切なものを失っていく。それは、現在の衛宮切嗣という人格が形成されていくまでの物語。

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前回の可愛らしかった切嗣はどこへやら、もう既に現在の切嗣の顔になりつつありますね。あれだけ希望に満ちて輝いていた目も、死んだ魚のよう…。ですが、まだこの時は切嗣もこの世に若干の希望を持っていたのではないでしょうか。だからこそ、自身の正義に従って、自身が悪役となってまでもより良い世界を作ろうとしていたのでしょう。思うに、切嗣は優しすぎたのではないでしょうか。普通の人であれば無理だと諦めることも、ギリギリまで足掻いてしまう。彼の願いは、あくまでも恒久的平和。その優しさが、彼を精神的に追い詰めてしまったのでしょう。そして、その優しさは中々他人には伝わらずに、周囲から勘違いされ孤立してしまうのです。

第20話『暗殺者の帰還』

20話公式あらすじ
聖杯戦争は佳境に近づき、その影響は聖杯の守り手であるアイリスフィールの身体に影響を及ぼしつつあった。アイリスフィールのもとを去る切嗣は、かつて久宇舞弥と共に戦場に立っていた時のような非情な表情に戻る…。

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衛宮切嗣の妻であるアイリスフィールは、元々聖杯の守り手として作られたホムンクルス。聖杯戦争が終盤に差しかかってきた今、アイリスフィールの身体には大きな影響が現れていた。果たして、この戦争が終わった先に、アイリスフィールが切嗣と笑える日々は来るのか。

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前述した、衛宮切嗣の持つ不器用な優しさ。中々他人に理解されにくい彼の、そんな一面を理解していた数少ない人物が、久宇舞弥とアイリスフィールだったのではないでしょうか。切嗣を愛した二人の女性達。妻と愛人という関係でありながら、二人の関係性はそれほど悪くない、となんとも不思議な関係。二人で背中を預け合い、共に言峰綺礼に立ち向かったこともありました。二人の間には、一歩間違えれば崩れてしまう切嗣を助けなければという共通認識があったのではないでしょうか。しかし、そんな、切嗣にとっての拠り所になっていると言っても過言ではない二人にも、危機が刻一刻と迫っています。もし、この二人を失い、拠り所を完全に失ってしまったら、今度こそ切嗣はどうなってしまうのでしょうか。

第21話『双輪の騎士』

21話公式あらすじ
アイリスフィールを必ず連れ戻すと最期の約束を舞弥と交わしたセイバーは、アイリスフィールを連れ去ったというライダーを追ってV-MAXを走らせる。一方、切嗣はこの状況に疑問を抱き、別の角度からアイリを追う…。

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連れ去られてしまったアイリスフィールを追い、セイバーはライダーとの激しい戦いを繰り広げる。しかし、このアイリ誘拐の裏では様々な思惑が交差していた。残りの勢力が激しくぶつかり合う。そして、間桐雁夜は長年心を寄せていた遠坂葵と相対していた。

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色々と悲惨な展開になっていますが、やはり一番可哀想なのは間桐雁夜でしょう。彼が自身の幸せを捨ててまで聖杯戦争に参加した理由、間桐葵。彼の生きる意味でもあり、直向きに想いを寄せていた相手。その恋心が、まさかこんな形で終わることになるとは…。あまりに無慈悲、あまりに報われない。何も知らない葵さんは決して悪くはないのかもしれませんが、全てを知っている視聴者の立場からすると、なんとも残酷に映ってしまいます。きっと雁夜の寿命も幾ばくもないでしょうが、それまでに少しでも彼の心が晴れることを心から願わずにはいられません。そして、アーチャー陣営は相変わらず楽しそう。好き勝手やっていますね、間違いなくこの聖杯戦争を一番楽しんでいるのはこのコンビでしょう。

第22話『この世全ての悪(アンリマユ)』

22話公式あらすじ
アイリスフィールの消息が掴めず憔悴し切ったセイバーは冬木市を探し回るが、切嗣はセイバーに見向きもしない。一方、戦う意義を得た綺礼は切嗣を待ち受ける。第四次聖杯戦争の最後の1日が訪れようとしていた…。

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聖杯戦争も、いよいよ最終日を迎える。聖杯が抱えていた「この世全ての悪」と一体化したアイリスフィールは、いよいよ聖杯として覚醒した。聖杯戦争を勝ち抜き、聖杯を手に入れるマスターとサーヴァントは一体誰か。

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今回は中々にホラーでしたね。これまでのホムンクルス達の屍が積み重なっているシーンはトラウマものでした。Fateシリーズは美麗な作画が売りですが、その美麗さ故に、残酷さがより際立っている気がします。女神の代名詞のような存在だったアイリのあんな姿を見ることになるとは。そして、これまで謎に包まれていた聖杯の実態も明らかに。今まで聖杯に対して持っていたイメージが大きく覆りましたね。皆の願いを叶えてくれる願望器のはずが、まさかこの世全ての悪だったとは…。メンタルが抉られそうな鬱々とした展開の中、やはり救いになるのはウェイバー陣営。ウェイバーの純粋な涙には、見ているこちらも思わず涙せずにはいられません。この聖杯戦争にも、人間の温かさは存在したのですね。

第23話『最果ての海』

23話公式あらすじ
綺礼が上げたのろしを合図に、覚悟を決めた者たちが続々と集結。ウェイバーと共に戦場に駆けつけたライダーの前には、アーチャーが立ちはだかった。英雄王と征服王。ついに、王者の戦いが始まる…。

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いよいよ、聖杯を巡る戦いも後半戦に差し掛かっていた。ライダーの前に立ちふさがるのは、ギルガメッシュ。征服王と英雄王。どちらも歴史に名を遺す偉大な王である二人。互いを認めた者同士である闘いの行方は。聖杯戦争屈指の名勝負が幕を開ける。

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Fate/Zeroにおける屈指の人気陣営、ライダー&ウェイバーにも、とうとう最後の時がやってきました。ライダーとアーチャーは、互いを王に足る存在と認めた同士だったので、非常に好カードであったと思います。殆どのマスター達が命を落としていく中で、ライダーのために生き延びることを決めたウェイバー。ギルガメッシュを前にしても、眼を逸らすことなくライダーの臣下であることを宣言したウェイバーには、物語開始時の精神的に未熟だった姿はもうありません。ギルガメッシュに認められ、彼が去った後に泣き崩れるウェイバーの姿には、こちらが涙せずにはいられませんでした・・。それにしても、やはりギルガメッシュはチートすぎではないでしょうか。宝具が実質一つではないなんて・・・。一体誰が彼を倒せるというのでしょうか。

第24話『最後の令呪』

24話公式あらすじ
バーサーカーの正体、そして自身に向けられる憎しみを知ったセイバーは絶望に打ちひしがれる。戦意を喪失し、怨念に濡れた漆黒の剣を受け止めることしかできない。一方、綺礼と切嗣はついに真正面から対峙する…。

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バーサーカーの正体は、かつて共に戦った臣下、ランスロットだった。そんなランスロットが、明確な敵意を持って自分に襲い掛かってくる。そのことに絶望したセイバーは、最早剣を取る気力を失っていた。一方で、因縁の相手である言峰綺礼と衛宮切嗣が、最後の闘いに臨んでいた。

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衛宮切嗣と言峰綺礼の最終決戦が幕を開けました。そして、見事切嗣が勝利を収め、言峰は命を落とします。・・・あれ?この聖杯戦争から10年後を描いた本編『Fate/Stay night』では綺礼は健在で、今よりもパワーアップした性格の悪さを見せつけていました。どのようにして、この絶望的状況の中生き延びたのでしょうか。バーサーカーvsセイバーも心が痛む闘いです。自身のこれまでの王道に不安を抱いてしまっているセイバーにとって、ランスロットが敵に回っているという事実は、まるで追い打ちをかけるような出来事。彼女が戦う気力を失うのも当然です。そして、切嗣がセイバーに命じた「聖杯を壊せ」。聖杯を奪い合うことを目的としている聖杯戦争で、聖杯が破壊されてしまっては、一体闘いはどうなるのでしょうか。そもそも、聖杯は破壊可能なのでしょうか。

第25話(最終話)『Fate/Zero』

25話公式あらすじ
「聖杯」の力を追い求めて、7人の魔術師マスターが英霊サーヴァントを召喚。最後の1人になるまで戦いを繰り広げる究極の決闘劇・聖杯戦争。その4度目の闘争がいよいよ終焉を迎える。切嗣の寿命もわずかとなり…。

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多くの被害を出した第四次聖杯戦争が、とうとう終結。聖杯戦争は、聖杯の参加者、そしてそれに巻き込まれた周囲の人々に大きな傷跡を残していた。そして、5年後、衛宮切嗣は聖杯戦争の唯一の生き残りだった衛宮士郎と共にいた。
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とうとう、第4次聖杯戦争の最後の時がやってきました。振り返ってみると、参加したマスターは殆どが命を落とし、どのサーヴァント達も志半ば無念で退場していきました。そんな中で、マスターが生き延び、サーヴァントも満足して座に帰ったライダー陣営は、まさに奇跡の存在と言えるでしょう。ウェイバーにはこれからも苦難が待っていますが、それは『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で・・。そして、最後には『Fate/Stay night』の主人公である士郎も出てきましたね。士郎は、こうして魔術師の道に進んでいくわけですが、あのまま冬木の地で亡くなっていた方が彼にとっては幸せだったのか。その答えは、誰も知る由もありません。素晴らしい2クールでした!制作陣の方々に、感謝せずにはいられません。

アニメ|Fate/Zeroの見どころと感想まとめ

アニメ|Fate/Zeroの見どころ

「Fate/zero」の魅力といえば、まずは「ufotable」が手掛けたハイクオリティな戦闘シーンでしょう。

時代を先取りする美麗で大迫力なアニメーション映像は、アニメファンの多くを魅了しました。zeroから「Fate」を知った、アニメを観るようになったという方も、少なくないでしょう。

「バーサーカー」の剣の掴み取りや、「セイバー」の聖剣の輝き等、10年が経った今でも見劣りしない名シーンが選り取り見取です。

そしてもう一つの魅力が、大人たちの「聖杯戦争」でしょう。

「魔術師」や「英雄」が登場する世界で、大人たちが本気で勝利を目指します。

なによりメインで描かれる「衛宮切嗣」は、魔術師でありながら銃火器や爆薬を扱い、容赦なく人を殺める外道とまで呼ばれています。

常に暗さの付きまとうダークな雰囲気も、好きな人にはたまらない要素です。

また、zeroを観ることで他のFateを深掘りすることが出来、近年公開されている劇場版「Heaven’s Feel」に繋がる部分も多くあります。

Fateが好きな方でまだ観ていないという方も、楽しめること間違いなしです。

単独作品としても十分に完成されているので、雰囲気やキャラクターが好みだからFate/zeroだけを楽しんでみようという方にもオススメです!

アニメ|Fate/Zeroの感想まとめ

みんなの感想

たなか
この作品は、fate作品特有のどろどろとした重たさが特徴のお話です。この作品はfate stay nightの前日譚を描く物語ですが、fate stay night主人公が高校生というのもあり、熱く爽快感がありましたが、今作に爽快感はまったくありません。真っ黒で真っ暗な展開がこれでもかと続き、主人公一団は救われず、最終的にはバットエンドになります。爽快さを求める人には正直不向きな作品だと思います。しかし「fate作品群特有の重たさ」や「作者の虚淵先生の描く物語が好き」という方にはこれ以上なく刺さると思います。


Y.H
9年ほど前の作品ですが、今も非常に印象に残っている作品です。Fate/stay nightの10年前のお話しですが、私の場合Fate/stay nightがそれほど印象的ではありませんでした。そのため、Fate/Zeroもあまり期待せず、事前情報なども確認しないで視聴したのですが、1話目で納得させられました。なんと言っても小山力也さんの演技、声がとにかくカッコよかったのです。もちろん他の声優さんの演技も当然ですが、小山さんはダントツでした。そしてストーリーもFate/stay nightより濃厚で、小山さん演じる衛宮切嗣のセイバーに対する接し方も最後までブレず、逆に気持ちよく感じました。シリーズ中最も重要な作品なのではないでしょうか。


May
Fate/stay nightで、ほとんど触れられることのなかった衛宮切嗣が主人公となっています。ナイフや銃を使った戦闘シーンは迫力があり、stay nightの時に思い出される穏やかそうな切嗣とはまるで別人で、綺礼との一戦はとてもかっこいいです。他にも魅力的なキャラクターが多く、特にライダー陣営はお互いが、マスターとサーバント以上に強くひかれあっていく様子が見て取れます。最後、アーチャーとの戦いは豪快なライダーらしい戦い方で、アーチャーさえも一目を置いて去っていく演出は最高としか言いようがありません。Fate/stay nightを見た後に疑問を解決するために見るのではなく、一つの作品として楽しんでほしい作品です。


aoi0422
stay nightUBWのようにバトルシーンがとてもかっこよいですが、異なる点としては人間らしさやどろどろした描写が多く登場するように感じました。zeroでのマスターたちの戦い方は小癪でずるいようにも見えますが、人間らしく現実味のある戦い方だなと思いました。史郎やリンの親世代の聖杯戦争は前作の中では語られることがほとんどなかったため、前作を見ている人にとってはとても興味深い作品だと思います。最初、切嗣の戦い方が好みではありませんでしたが、過去の話が出てくると見方がガラッと変わりました。聖杯戦争にかける思いが伝わってきました。


Sei
個人的にはFateシリーズのアニメで1番好きです。Fate stay nightの過去の話であるため、stay nightにも出てくるキャラクターの若いor幼い頃が色々と出てきます。1人1人にしっかりとドラマを作っていて、序盤に瞬殺されたアサシン以外の全員(英霊も含めて)に感情移入できた作品だと感じました。

主人公が切嗣であり、stay nightと違い、若造でないのが好みです。色々と経験豊富なため、常に冷静で無慈悲な判断をしてくれるのがよかったです。好きなシーンは2つあって、1つはアレキサンダー大王とギルガメッシュのラストバトルが派手な演出で映像も綺麗で心に残っています。もう1つは切嗣と言峰綺礼の肉弾戦でして、切嗣が4倍速で動くときのスローな描写が好きでした。

まとめ

以上が【Fate/Zero】の動画を1話から全話まで無料視聴する方法の紹介でした。

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