fate stay night unlimited blade worksのアニメと映画の違いを解説

『Fate/stay night Unlimited Blade Works』(フェイト ステイナイト アンリミテッドブレイドワークス)のアニメと映画の違いについて解説していきます。

『Fate/stay night Unlimited Blade Works』=フェイトUBWは劇場版が2010年、TVアニメ版が2015年に公開されました。

同じアニメをTV放送した後に劇場版総集編として公開することはよくあることですが、フェイトUBWは先に劇場版が公開された後、TVで放送されたという経緯があります。

劇場版はただの総集編ではなく、TVアニメを視聴していても楽しめる作品となっています。

それではフェイトUBWのアニメと映画の違いについて詳細を解説していきます。

 

そもそも無印stay nightとUBWの違いを解説

Fate/stay nightシリーズは原作のゲームを、攻略ルート別にアニメ化されています。

Fate/stay night(2005年)=セイバールート
Fate/stay nihgt UBW(2010年、2015年)=凛ルート
Fate/stay night Heaven’s Feel(2017年〜)=桜ルート

以上のようにそれぞれヒロイン枠が作品ごとに違っていて、1番最初のフェイトステイナイトはセイバーをメインヒロインにおいたストーリーで展開されます。

また、UBWは凛をメインヒロインに据えたストーリーで進んでいきます。

めちゃくちゃ簡単に説明するとこのようになるんですが、ストーリー自体、全く違うものなので詳細な解説をします。

Fate/stay night(セイバールート)とは

『街を焼き尽くす程の大災害があった。炎の中、全てを失った幼い衛宮士郎は魔術師、衛宮切嗣に助けられ。その後、養子となる。あれから十年。衛宮士郎は今は亡き養父、切嗣との約束。”正義の味方”に成る可く日々魔術の鍛錬を続けていた。そんなある日、ふとしたきっかけから”聖杯戦争”と呼ばれる魔術師同士の戦いに巻き込まれ、サーヴァントの一人、セイバーと契約する。聖杯戦争、それは、手にした者の願いを叶えるという聖杯を、七人の魔術師(マスター)が与えられた、七騎士の使い魔(サーヴァント)と共に、奇跡を手に入れるために殺し合う争奪戦。そして衛宮士郎は、十年前の大災害が聖杯戦争によるものだと知り、あの惨劇を繰り返さない為に、戦いに身を投じる事をになる。』

<出展:公式あらすじ>

フェイトステイナイトは、原作であるゲームのセイバールートが描かれており、Fateシリーズ初のアニメ化作品で原点とも言えるものです。

『Fate/stay night』は2006年にスタジオディーンによって制作され、DVDの売り上げは100万枚を超えるほどの人気作となりました。

原作ゲームのイベントCGなどがアニメで再現されていたり、他ルートの人気シーンもオリジナルエピソードとして追加されており、原作ファンはニヤリとするものに仕上がっています。

また、原作者の那須きのこは『Fate/stay night』のテーマを「ボーイ・ミーツ・ガール」とし、アニメ脚本のプロットなどに参加、アニメオリジナルエピソードにも関わっていて原作では描かれなかったシーンも盛り込まれています。

では、そのセイバールートの流れを解説しますと…

・衛宮士郎はランサーに襲われ、追い詰められた時にセイバーを召喚してしまいます。

・何も知らない士郎に遠坂凛と言峰綺礼から『聖杯戦争』について聞き、士郎は自らも戦うことを選びます。

・間桐慎二とライダーたちとの戦いでセイバーは宝具を開放し、ライダーを倒します。

・イリヤスフィールとバーサーカーたちに士郎は連れ去られ、セイバーは凛とアーチャーと協力して戦い、バーサーカーを倒します。

・士郎はサーヴァントを失ったイリヤを保護しますが、今度は慎二とライダーが妹の間桐桜を誘拐し、士郎たちは助けるために一緒に戦います。

・葛城宗一郎とキャスター、アサシンたちとの戦いで苦戦を強いられますが、アサシンを倒します。

・存在しない8人目のサーバントのギルガメシュが現われます。宗一郎とキャスターは倒され、士郎たちはサクラを助けることができました。

・士郎はセイバーから、前のマスターが親代わりだった衛宮切嗣で、さらに10年前の大火災の原因が聖杯戦争だと知り、苦悩します。

・士郎は思い切ってセイバーをデートに誘い、二人はデートを楽しみます。士郎はセイバーに新しい人生を歩んでほしいと説得しますが、セイバーは王の責務を果たすべきだとケンカしてしまいます。

・その後、士郎とセイバーは仲直りしますが、そこへギルガメッシュが現れます。圧倒的な力で攻撃され、士郎は深手を負いますがセイバーと共にエクスカリバーを使って、追い返します。

・士郎はギルガメッシュについて質問しようと言峰教会を訪れるが、ランサーの襲撃によって昏倒してしまいます。

・ランサーのマスターが綺礼だと判明し、セイバーは聖杯の仕組みを知ります。

・綺礼は凛に重傷を負わせて、イリヤを誘拐します。

・イリヤを助けるために向かった柳洞寺で綺礼とギルガメッシュとの激しい戦いの末、ギルガメッシュを倒します。

・そして、セイバーは聖杯を破壊してイリヤを助け出します。

・セイバーは士郎に愛していると告げて、自らの時代へと戻っていきました。

※各話のあらすじなどはコチラから:アニメ|Fate/stay nightの動画を無料で1話から視聴する方法まとめ

以上がFate/stay night=セイバールートのストーリーとなります。

セイバーを中心にストーリーが展開され、最終的には自らの時代(中世ブリテン)へと戻っていく結末となります。

しかし、このストーリーは途中退場してしまったが故に、掘り下げられていないキャラクターが存在します。

凛のサーヴァントであるアーチャーです。

ほかのサーヴァントは真名が判明していますが、彼だけ本当の名前がわからないまま、バーサーカーとの戦いで退場していきました。

そして、この謎が解き明かされるのが『Fate/stay night Unlimited Blade Works』になります。

Fate/stay nightでは語られなかった真実

『遠坂凛をヒロインとするシナリオ。魔術師の名門で 遠坂家に育った凛は、亡き父への想いと共にアーチャーのサーヴァントを召喚し、聖杯戦争に参加する。しかしその矢先、彼女は同じ高校に通う衛宮士郎が戦いに巻き込まれたことに気づき、思いがけず瀕死の彼を助けてしまう。やがて彼女は、セイバーのサーヴァントを召喚した士郎と共に、聖杯戦争に仕組まれた大きな陰謀を打ち砕くべく戦うことにする。そして物語は、そんな士郎の魔術に秘められた謎と、頑なに「正義の味方」を目指そうとする彼の性質の真贋を問うものへと発展していく。』

<出展:公式あらすじ>

Fate/stay night UBWは、原作ゲームの遠坂凛ルートが描かれたアニメです。

簡単に凛ルートの説明すると、

・ランサーに襲われた士郎を発見した凛はペンダントの力を使って、命を救います。再度、ランサーに襲われた士郎はセイバーを召喚して、アーチャーを追い払います。

・凛とアーチャーが敵として現れますが、何も知らない士郎に凛は聖杯戦争について説明し、言峰綺礼から10年前の大火災の真実を聞き、士郎は戦いに参加することを決めます。

・士郎と凛たちは帰り道でイリヤスフィールとバーサーカーに襲われます。

・士郎は友人の美綴綾子が行方不明になったことを知り、間桐慎二が犯人ではないかという噂を聞き、調査していると凛は士郎がセイバーを連れていないことに激怒して士郎に攻撃している時にライダーが襲ってきます。士郎は凛を守るためにライダーを向かっていき怪我を負うが、凛がライダーを追い払います。その後、学校にライダーのマスターがいると推理し、士郎と凛は休戦協定を結ぶことにします。

・そして、美綴を誘拐したのがライダーでマスターは慎二だと判明します。

・士郎はキャスターに襲われます。士郎のピンチに駆け付けたアーチャーはキャスターにとどめを刺さずに、士郎を助けます。

・慎二は学校に仕掛けていた魔法陣を発動させますが、士郎と凛はマスターの慎二を追い詰めます。その頃、ライダーはキャスターに倒されていました。ライダーを失ってしまった慎二に綺礼はギルガメッシュを紹介します。

・キャスターのマスターが葛城宗一郎だと判明し、士郎と凛は二人を襲撃します。

・士郎は左半身の感覚がおかしくなったため、凛も士郎の家に泊まり込むことになり、身に覚えがあるというアーチャーに治療してもらいます。

・凛の提案でセイバーと士郎と3人でデートをして、つかの間の息抜きを楽しみますが、その帰り道、キャスターに襲撃され、セイバーを奪われてしまいます。

・凛とアーチャーはセイバーを救うためにキャスターを襲撃しますが、アーチャーがキャスターのもとに行き、凛は裏切られます。

・イリヤとバーサーカーを仲間にしようと向かいますが、ギルガメッシュの襲撃に合い、バーサーカーとイリヤは倒されてしまいます。

・凛に「士郎は壊れている」と言われ、士郎は自分の過去を話します。

・士郎と凛はランサーの協力を得て、再びキャスターたちと対決します。激戦の末、アーチャーはキャスターを倒し、アーチャーの真の目的が衛宮士郎を殺すことだと判明します。

・凛はとっさにセイバーと契約することで、お互いに力を取り戻すことが出来ました。そして、アーチャーの正体が英霊となった衛宮士郎だと知ります。

・綺礼は聖杯を召喚するために、凛を殺そうとしますがランサーが自らの命と引き換えに綺礼を倒し助けます。

・士郎とアーチャーはそれぞれの想いを懸けながら激闘を繰り広げますが、突然現れたギルガメッシュにアーチャーは倒されてしまいます。

・ギルガメッシュは慎二を器に仕立て上げ、聖杯を顕現させます。

・凛は聖杯を止めようとします。士郎はギルガメッシュとの最終決戦へと挑みます。

・凛はどうにか慎二を聖杯から救い出し、セイバーが止めを刺して聖杯は消滅します。そして、全ての力を使い切ったセイバーも消滅してしまいます。

・ギルガメッシュは士郎に腕を切られ、聖杯に飲み込まれそうになるがアーチャーが止めを刺します。

・アーチャーは凛に最後の別れを告げ消滅します。

※各話のあらすじなどはコチラから:アニメ|Fate/stay night Unlimited blade worksの動画を無料で視聴する方法まとめ

以上のようにFate/stay night UBWは士郎とアーチャーに焦点をあててステーリーが進行していきます。

このルートのみ「士郎=アーチャー」であることが明かされます。

また、Fate/stay night UBWはスタジオディーンが制作した劇場版と、ufotableが制作したTVアニメ版が存在します。

映画のスタジオディーン版は2010年に公開されました。

無印ステイナイトの主要スタッフや声優などは同じ制作陣で制作され、累計興行収入は2億円を突破しています。

TVアニメのufotable版は2014年から2015年にかけて全25話(1stシーズン:2014年秋、2ndシーズン:2015年春)が放送されました。

こちらもBD BOXの売上枚数が37万枚以上(2015年時点)と、その人気の高さがうかがえます。

なお、この2パターンが制作された背景として2014年の『Fate/stay night』生誕10周年を記念した「Project Fate/stay night」の1つとしてTV版Fate/stay night UBW制作の企画が立ったことにあります。

ufotableが制作したFate/Zeroが大ヒットしたことによりTV版の白羽の矢が立ち、制作される流れとなりました。

ufotableはその後も間桐桜ルートを描いた[劇場版Fate/stay night Heaven’s Feel]の制作も手掛けており、第一章[presage flower]の累計興行収入は約15億円、円盤の累計出荷本数も10万枚を突破するヒットメーカーとなりました。

アンリミテッドブレイドワークスの映画とアニメの違い

それではFate/stay night Unlimited Blade Works(アンリミテッドブレイドワークス)の映画版とTV版の違いの解説をしていきます。

原作ストーリーは同一のものですが、展開などが違っていて、別作品としてどちらを視聴しても楽しめるようになっています。

映画、TVアニメ版との大きな違いは4つほどあります。

①制作会社の違い

1つ目は、制作会社が映画ではスタジオディーン、TVアニメはufotableとなっている点です。

特徴的な違いはキャラクターデザインの違いがあります。

※劇場版のセイバー、士郎、凛。原作版に近いデザインとなっている。

※TV版の士郎。スタイリッシュなデザインとなっている。

それぞれの制作会社によって良さが異なり、同じ原作ですが別作品へと変わっています。

映画版ではの大スクリーンに映える大迫力のバトルシーンを楽しむことが出来ます。

バトルシーンは宝具の演出や設定を変えずに、CG技術などを駆使して新たな演出を加えたことにより、バージョンアップしたFateを楽しめます。

演出や構成などが巧みで、ストーリーの盛り上げ方や作品の勢いがとても魅力的ですが、劇場版という限られた時間により都合上カットされたシーンも多くあります。

例えば、遠坂凛ルートを描いているため、他のセイバールートや桜ルートの話はほぼカットされており、初見の人だと理解できない可能性が高いシーンもあるので、Fate/stay nightシリーズを初めて見る人は注意が必要です。

ufotable版では、時代に合わせたキャラクターデザインに変更し、新しく私服デザインを増やしたりしています。

圧倒的な作画で魅せる繊細な映像美が魅力となっており、光の演出なども高評価を得ていますが、テンポの悪さなどを感じる方もいるようです。

どちらも魅力的な作品ですが、はじめてFateを視聴するならTV版、Fateシリーズ作品を視聴済みの方は映画版がおすすめです。

②原作者:那須きのこが監修

2つ目は、原作者の那須きのこが脚本スタッフとして関わっているか、という点です。

映画のスタジオディーン版では那須きのこはスタッフとして参加していません。

しかし、絶賛するコメントを送っていたり、クオリティは高いものになっています。

※劇場版公式ガイド。那須氏のコメントなど掲載されている。

TVアニメのufotable版では脚本スタッフとして那須きのこが脚本に加筆、修正する形で監修をしています。

アニメ版オリジナル展開や新規の台詞を自ら制作・執筆しているため、細かい演出が入ったFate/stay night UBWを楽しむことが出来ます。

特にギルガメッシュの演出、セリフなどは那須きのこが加筆・修正しており、よりカッコよくなっているのも特徴です。

③BGM音楽の違い

3つ目は、音楽・BGMの違いです。

※BGM「エミヤ」のオリジナルver。

※ufotable版の「エミヤ」。イントロより違いがみられる。

映画のスタジオディーン版は劇伴を川井憲次が手掛けており、Fateの世界観を表現するためにハープで繊細さを演出している点など、音楽・BGMで高評価を得ています。

ufotable版では、アニメシーンに合わせて音楽を制作するフィルムスコアリング方式となっており、TVアニメ史上初の試みで制作されています。

また、Fate/Zeroで音楽を担当していた梶浦由記も制作に参加しており、さらにクオリティが高い音楽となっています。

④恋愛要素のカット

他にも細かいところで、スタジオディーン版とufotable版で様々な違いがあります。

映画のスタジオディーン版は、原作の恋愛要素がほぼカットされており、代わりに劇場版らしい迫力満点のバトルシーンやスピード感のあるストーリー展開が楽しめます。

TVアニメのufotable版では、劇場版では泣く泣くカットされたシーンも描かれており、恋愛要素やキャラクターたちの日常、アーチャーの過去や原作のゲームでも描かれなかったシーンも丁寧に描かれています。

例えば、セイバーと士郎のデートシーンもしっかり描かれており、可愛らしいセイバーを楽しむことができます。

また、全ての戦いが終わった後の凛との日常も描かれており、TV版ならではの「その後」は必見です。

あとはラストシーンのアーチャーの笑った顔はTV版のみで見ることができます。

※髪を下ろしたアーチャー。士郎の面影が残る。

 

まとめ

Fate/stay night Unlimited Blade Works(フェイトステイナイトアンリミテッドブレイドワークス)は、原作は同じですが映画とTVアニメで制作会社が異なっていたり、尺の都合上、挿入されるエピソードのある・ないと違う作品となっています。

映画のスタジオディーン版ではストーリーの展開や音楽などで高評価を得ています。

そして、TVアニメのufotable版は圧倒的な美しさの作画と演出の面で優れていると言えます。

どちらもそれぞれの良さあり、両方とも素晴らしい作品と言えるでしょう。

U-NEXTでは映画のスタジオディーン版、TVアニメのufotable版のどちらも見放題となっているのでぜひ視聴してみてください。

今日から10月26日まで無料!